スカルプDメディカルミノキ5とは
スカルプDメディカルミノキ5は、アンファー株式会社が出している大正製薬が出しているリアップのジェネリック製品です。
アンファーは、 化粧品、サプリメント、健康食品育毛剤などを主に取り扱っておりスカルプDシリーズはテレビCMなどでもよく宣伝されており一度は見たことが有るという方は多いのではないのでしょうか。
CMには元スマップの草彅剛さんと香取慎吾さんのミノキ兄弟が起用されております。
ミノキ兄弟は、薄毛抜毛の悩みを象徴しており2人が助け合い寄り添っている姿は、アンファーがミノキシジルを通して 薄毛や抜け毛に悩む人々に寄り添いながら悩みを軽減し、 ミライをポジティブに変える併走者・応援者になりたいという想いが込められているそうです。
ちなみにですが、アンファーマンと言うマスコットキャラも存在し、ビート武さんとも共演していました。(どうでもいいかもしれませんが)
今回はそんなメディカルミノキ5について紹介していきたいと思います。
会社URL
https://www.angfa.jp/
配合成分と副作用について
メディカルミノキ5の主成分であるミノキシジルは、日本皮膚科学会が出している男性及び女性型脱毛症ガイドライン2017では、男性の推奨度A(行うよう強く勧める)とされておりAGA治療には無くてはならない成分の一つとされています。
ミノキシジル
ミノキシジルは、アップジョン社(現在ではファイザー社)が開発した高血圧の薬で、服用した患者に多毛症の症状が現れた為、発毛剤として研究されるようになりました。
そして、発毛作用が認められた為、世界中で薄毛治療にも使用されるようになった成分です。
日本でも厚生労働省の認可を受けており、多くのAGAクリニックなどでも薄毛の治療薬として処方されています。
大正製薬が出しているデータでは、濃度5%の発毛剤を使い始めて16週間(約4ヶ月)ほどで約8割の方に、20週間(約5ヶ月)では約9割の方に発毛効果が実感できたというデータが有ります。
グラフのデータを見てもらうとわかるように使い続ける期間が長くなるにつれて改善度が増してきていることがわかります。
次にこちらは、濃度5%の発毛剤を使い、1㎠あたりの総毛髪数の変化をグラフにしたものです。
このグラフによると最初の4週間後(約1ヶ月)は、1.4本だったのに対して、次の8週間後(約2ヶ月)は19本と髪の毛の本数が増えてきている事がわかります。
試験終了時である、24週間(約6ヶ月)では、21.6本と開始時から髪の毛の本数が増加していることがわかります。
こちらのグラフは、1㎠あたりの40㎛以上の毛髪数の変化を表したグラフです。
このグラフによると初めて4週間(約1ヶ月)は、0.8本なのに対して、8週間(約2ヶ月)から15.3本と40㎛以上の髪の毛の数が増えているという事がわかります。
この事からミノキシジルには、髪の毛を太くする効果も有るという事がわかります。
参考資料
https://brand.taisho.co.jp/contents/riup/detail_219.html
副作用について
メディカルミノキ5の副作用についてですが、主に副作用に関係してくる成分は、ミノキシジルがあげられますのでミノキシジルの副作用を紹介していきます。
ミノキシジル
- 皮膚(頭皮の発疹・発赤、痒み、かぶれ、フケ、使用部位の発熱)
- 精神神経系(頭痛、気が遠くなる、めまい)
- 循環器(胸の痛み、心拍数が速くなる)
- 代謝系(原因のわからない急激な体重増加、手足のむくみ)
などが有ります。
同じ濃度5%の発毛剤で大正製薬のリアップが有ります。
このリアップの審査報告書によると副作用の発症率は、
64歳以下は8.52%
65歳以上は14.86%
となっております。
参考資料
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000023431_1.pdf
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000048348.pdf
https://www.info.pmda.go.jp/downfiles/otc/PDF/J1801000177_02_A.pdf
効果について
ミノキシジルは、濃度が濃くなれば発毛効果が増す
ミノキシジルは、濃度が濃くなるほど発毛効果が増すという事がわかっています。
概要は、
393名の男性被験者を対象にした試験で、試験期間は、48週間(約1年間)です。
使用された物は、2%及び5%のミノキシジル液とプラセボ(偽薬)を用いて行われました。
試験は、上記3組をランダムに割り当てて試験を行いました。
試験結果は、(脱毛部1㎠内の増加量で測定)
プラセボ群 平均3.9本
2%ミノキシジル群 平均12.7本
5%ミノキシジル群 平均18.6本
この試験から、ミノキシジルの発毛効果は濃度が濃くなれば濃くなるほど効果が増すという事がわかります。
参考資料
https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf
どれくらいの薄毛の方にお勧めか?
メディカルミノキ5はどれくらいの薄毛の方に効果が有るかという事ですが、上の画像をご覧ください。
こちらの画像は、メディカルミノキ5の添付文書の一部の画像です。
この説明によりますと、上の画像のような状態ですと効果が有るとされています。
ただ、※が付いている箇所のような状態以上になりますと効果が得られない可能性が有るとされています。
もしも効果があまり実感できないという場合は、5%以上の濃度の物を使用してみるといいかもしれません。
お勧めは、爆毛根ローションです。
ミノキシジル濃度5%と7%から選ぶことができ、ミノキシジル以外にも脱毛抑制効果のあるデュタステリドと頭皮のストレスを緩和してくれる成分であるオキシトシンも含んでいます。
ミノキシジルとデュタステリド(内服薬ですが)は日本皮膚科学会が出している男性及び女性型脱毛症診療ガイドライン2017でどちらも男性の推奨度A(行うよう強く勧める)とされている成分ですので他の発毛剤と比べても高い効果が期待できます。
返金保証もついていますのでお試し程度に始められますので気になりましたらご覧ください。
参考資料
https://www.info.pmda.go.jp/downfiles/otc/PDF/J1801000177_02_A.pdf
M字はげに効果は有るのか?
M字はげの部位である生え際部分は元々毛細血管が少ない為、髪の毛に栄養が行きわたりにくく薄毛の治療は他の部位に比べて難しいとされています。
軽度の場合ですと5%の物でも効果が有ったという話は聞いた事は有りますが、私の知る限りでは大抵の方は10%以上の物で治療される方が多くおられます。
その為、よく使われている方法としては、M字部分は10%以上の物で治療を行い比較的効果が現れやすい頭頂部などは現状使用している濃度の物で治療するという方法です。
5%の物ではあまり効果が実感できないという方にお勧めの方法です。
M字部分にお勧めの発毛剤ですが、フォリックスシリーズのFR15とFR16がおススメです。
どちらもミノキシジル濃度15%と16%と高濃度で、FR15はリアップなどと同じローションタイプで、FR16はクリームタイプと少し違いが有ります。
べたつきなどが気になるという方はFR15をべたつきなどが気にならないという方はFR16がおススメです。
使い方について
メディカルミノキ5の使い方についてですが、1日2回、1回1mlを頭部の気になる箇所に塗布してください。
公式の動画も有りますのでよろしければご覧ください。
参考資料
https://www.info.pmda.go.jp/downfiles/otc/PDF/J1801000177_02_A.pdf
ミノキシジルをより効率的に吸収する方法
薬剤を頭皮に塗布する際には、頭皮が渇いた状態よりも湿った状態の方が頭皮への浸透率が高くなる可能性が有るとされています。
理由としては、毛包のキャストが湿っている場合、薬物の拡散とその結果としての毛包への沈着が促進される可能性が有る為、そして、湿度も薬物の結晶化を妨げる可能性が有り、より長い期間浸透の増加につながる為との事でした。
湿った状態が理想的という事もあり入浴後の髪の毛を洗った後などがいいのではないのかと思います。
スカルプDからシャンプーとリンスも出ていますので気になりましたらご覧ください。
参考資料
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/dth.12369
まとめ
今回は、メディカルミノキ5を紹介していきました。
ヘアケア製品を扱っているアンファーが出している発毛剤という事やCMや広告などで大々的に宣伝している製品という事もあって、気になっている方も多いのではないのでしょうか。
メディカルミノキ5は単体でも購入可能ですが、ミノキ補償制度付帯4本セットと言うものもあり製品を使用して効果が現れない場合は、アンファー指定のAGAクリニックでの治療費補助を受ける事が出来ます。
その為、初めて発毛剤を使われる方で少し不安な方にはお勧めできる製品なのではないのかと思います。
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