リグロースラボM7αのレビューと効果の紹介!!

リグロースラボシリーズ

リグロースラボM7αとは

今回紹介するリグロースラボM7αは、リグロースラボM5と違い有効成分がミノキシジルだけの物ではなく、他に育毛成分がプラスαで含まれているタイプの発毛剤となっています。
リグロースラボシリーズと言うとミノキシジル以外の成分が含まれていない代わりに価格がかなり安価であるというイメージを持たれている方が多いのではないかと思われますが、今回のM7αは育毛成分が含まれている為価格設定が少し高めの設定となっています。
高めと言ってもM5と比べてなので、他の日本国内の発毛剤と比べるとかなり安いですが値段としては、

リグロースラボM5 1700円(2本セット購入で1本あたりの値段)

リグロースラボM7α 3800円

となっています。
ただM5と比べてミノキシジル濃度が2%も高い事と、複数の育毛成分が含まれているので、M5よりも発毛効果が高いという事は確かです。
今回はそんな、リグロースラボM7αについていろいろ紹介していきたいと思います。

プロピレングリコール不使用のため肌に優しい

プロピレングリコールはアルコールの一種で、浸透性を高める働きが有り、医療では薬剤の効き目を上げる効果が有る為、幅広く利用されています。
身近なもので言うと化粧品やシャンプー、保湿剤、などや、意外なものでは、防腐抗菌効果が有るため市販のおにぎりや麵類などにも使用されています。
優れた効果を持つプロピレングリコールですがデメリットとしてはかぶれや炎症そしてかゆみなどが起こりやすいという点があります。
リグロースラボM7αは、プロピレングリコールの代わりにプロパジオールが使用されており違いとしては、プロピレングリコールは、石油由来の成分なのに対してプロパジオールは、植物由来の成分であり、皮膚への刺激が少なく、アレルギーの心配も少ないとされています。

リポソーム技術で浸透力アップ

 

 

リグロースラボM7αは、リポソーム技術と言う頭皮への浸透をさらに向上させるための最新の技術を採用しています。
リポソームとは、薬品などの成分をリン脂質の膜でカプセル化し、人間の皮膚に自然になじむようにする技術の事で、薬品などの成分を頭皮の奥深くまで行きわたらせ、医薬成分(ミノキシジルや育毛成分など)の発毛成分をより効率的に取り入れる事を可能にした技術の事です。
このリポソーム技術に関しては皮膚科医の友利新先生も紹介していますのでよろしければご覧ください。

 

 

 

配合成分と副作用について

リグロースラボM7α配合成分を紹介していきたいと思います。

ミノキシジル

ミノキシジルは、大正製薬が販売しているリアップに含まれている成分として有名ですが、もともとは、アップジョン社が高血圧の薬として開発して、使用中の患者に多毛症の副作用が見られ、発毛剤の成分として再開発されました。
ミノキシジルは本来は高血圧の薬の為、血管を広げる事で血流を促進させる働きが有ります。
血流が促される事で、栄養が毛乳頭細胞に十分に届くようになる為、健康な髪の毛の成長が期待できるようになります。
そしてさらに、毛母細胞の活性化作用もあり、ミノキシジルによって、毛母細胞が活性化すると、分裂が促されて、より長くて太い髪の毛が作られるようになります。

アゼライン酸(アゼライク酸)

アゼライン酸は、海外ではニキビの薬として使用されている成分で、主に、毛穴の詰まりの解消や、皮脂の分泌制御、抗菌作用などがあり、ニキビや赤ら顔の治療に効果が有る成分です。
アゼライン酸は、薄毛にも効果が有るという事が研究結果で出ており、アゼライン酸と亜鉛の組み合わせで、5αリダクターゼを90%以上阻害できたという事が研究結果で出ています。
アゼライン酸は、Ⅰ型とⅡ型の5αリダクターゼを阻害する働きが有るといわれています。
もちろん、デュタステリドなどのような医薬品成分ほどの効果は無いにしても優秀な成分です。

参考資料
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/3207614/

トリペプチドー1銅

トリペプチドー1銅は、動物実験では毛包を成長させる効果が確認され、ミノキシジルと似た効果が有るとされています。
そして、なDHT(ジヒドロテストステロン)を抑制する働きもあるというそうです。

参考資料
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17703734/

トリコゲン(Trichogen)

 

トリコゲンはアミノ酸、ビタミン、植物エキスをブレンドした育毛成分で、開発元は、BASFと言う本社をドイツに持つ150年の歴史を持つ世界最大の総合化学メーカーです。

トリコゲンは、毛母細胞の代謝を活性化し、髪の毛の成長を促進する効果が有ります。
トリコゲンの成分は、

  • アミノ酸(アルギニン、シトルリン、オルニチン、アセチルチロシン)
  • ビタミンB類(パントテン酸、ナイアシンアミド、ビオチン)
  • 朝鮮人参エキス
  • アルクチウムマジュス根エキス
  • 大豆タンパク

などです。

BASFの資料によるトリコゲンの効果

  • 酸素量を向上させ、細胞の代謝を活性化させる
  • 抜毛の減少
  • 髪の毛の成長を刺激
  • 髪の毛のダメージを修復させる

 

培養組織の実験ではトリコゲンは細胞の酸素消費量を上昇させることがわかっています。
この事から、毛母細胞の代謝を活性化し、髪の毛の成長を促す効果が期待できます。

そして、男性被験者を対象にした試験では、16週間に渡ってトリコゲン10%ローションを添付した臨床研究では、抜け毛が減少し、髪の毛の成長を刺激する事が判明しています。

 

この画像は、フォトトリコグラムと言うもので、使用前後の髪の毛の状態を撮影したものです。
左はトリコゲンの使用前で、右が16週後の状態です。
緑色と赤色の丸の部分を比較すると、使用前は髪がなかった場所に新しい髪の毛が生えているのがわかります。
半数以上の被験者に育毛効果が認められ、特に頭頂部と後頭部で顕著な効果が確認されたとの事です。
ちなみに、医薬品でない為、副作用も少ないようです。
育毛に加えて、トリコゲンには髪の毛のダメージを修復する効果もあります。

この画像は、エーテルとアセトンで故意に髪の毛にダメージを与えた髪です。
一番右はダメージを受けた髪にトリコゲンのローションを添付したものです。
トリコゲンの効果により、キューティクルが整い、良好な状態になっているという事がわかります。
このように、トリコゲンは、育毛だけではなく髪質の改善にも役に立つ成分だという事がわかります。

BASFのURL
https://www.basf.com/jp/ja.html
トリコゲンの資料
http://dewolfchem.com/wp-content/uploads/2015/05/Brochure.Trichogen-VEG-UL-LS-9922.02012013.pdf

副作用について

副作用については主に医薬成分であるミノキシジルの副作用が影響力が大きい為、ミノキシジルの副作用を紹介していきます。

ミノキシジルの副作用

頭皮の発疹・発赤
かゆみ
かぶれ
ふけ
使用部位の熱感など
頭痛
気が遠くなる
めまい
胸の痛み
心拍が速くなる
原因のわからない急激な体重増加
手足のむくみ

などで副作用の発症率は(ミノキシジル濃度5%の物で)

64歳以下は8.52%

65歳以上は14.86%

と言う結果が大正製薬の審査報告書にまとめられています。
ミノキシジルの副作用ですが、ミノキシジルは、濃度が上がれば上がるほど、発毛効果が期待できる反面、副作用の発症率も上がる為、注意が必要です。

 

参考資料1
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000023431_1.pdf

参考資料2
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000048348.pdf

効果について

日本では、ミノキシジル濃度5%までの物が出回っていますが、5%以上の物は本当に効果的なのか?と疑問に思われる方も多いのではないのかと思いますのでいくつか研究資料を紹介していきたいとい思います。

日本皮膚科学会が推奨している成分のミノキシジルは、濃度が高くなると発毛効果が増す

ミノキシジル外用薬は、日本皮膚科学会の男性及び女性型脱毛症診療ガイドラインで最高の推奨度A(行うよう強く勧める)とされており、日本の医療でもミノキシジルは効果的であるとされています。
ガイドラインのデータによると、396人の男性被験者を対象とした試験で、2%のミノキシジル外用薬で平均12.7本、5%のミノキシジル外用薬で18.6本増加したと言う事が報告されており、この結果からわかる通り、ミノキシジル濃度が高くなるにつれて発毛効果が高くなっているという事がわかっています。

参考資料
https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf

フィナステリド外用薬と併用する事により発毛効果が増す

フィナステリド外用薬とも組み合わせて使用する事が出来るリグロースラボですが、併用して使う事により効果が増したという試験結果も出ています。

詳しい内容は、リグロースラボFIN25の記事に詳しく載せていますので気になりましたらご参照ください。

 

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どれくらいの薄毛の人におススメか?

リグロースラボM7αの発毛剤ではどれくらいの薄毛に効果が有るのか気になる方も多いのではないのかと思います。
こちらの画像は、大正製薬のリアップ(ミノキシジル濃度5%)の説明書の画像です。
大正製薬によるとこの画像の範囲内であれば効果が有るとされています。
リグロースラボM7αはミノキシジル濃度7%なので画像のような状態でも効果があまり感じられない方向けと言えます。

参考資料
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000037183.pdf

M字はげには効果が有るのか?

M字はげと言われている生え際の部分は、もともと毛細血管が少ない部分な為、薄毛の治療は難しいとされております。
実際の所、軽度の場合効果が有ったという話は聞いた事が有りますが、ミノキシジル濃度5%や7%などでM字はげが治ったという報告はあまり聞きません。
M字はげの治療をされている方は主に、10%以上で15%や16%などの高いミノキシジル濃度の物を使用して治療をしていることがほとんどな為、軽度な薄毛ではない場合、ミノキシジル濃度7%では回復は難しいのではないのかと思われます。
その為、よく使われているやり方として、M字部分は、10%以上の高濃度ミノキシジルを使い頭頂部などの非アック的効果が現れやすい部分は現状使用している濃度の物を使うという方が多いです。
7%の物を使用しても効果があまり実感できない方にお勧めの方法です。

 

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リグロースラボM7αのレビュー

こちらが箱の表面です。
全て英語で記載されています。

 

こちらが裏面の画像です。

 

 

上面の画像です。

 

下面の画像画像です。

 

 

箱を開けるとこのようになっていました。

 

 

こちらが付属品です。
本体薬剤とスポイトスプレーノズルが付属されていました。

 

スポイトにはメモリがついています。

 

こちらがスプレーノズルです。
蓋もついています。

 

こちらが本体薬剤の正面の画像です。

 

こちらが周りの画像です。

 

同じく!!

 

蓋を開けると空気が入らないように密閉されていました。

 

こちらが中身の薬剤の画像です。
薬剤の色は、透明に少し黄ばみがかった色でした。

 

使用してみて

匂いについて

匂いは近くで嗅ぐとアルコール臭のような臭いがしました。
匂ってくる匂いではなく近くで嗅ぐと匂う程度の匂いでした。

べたつきについて

べたつきについてですが、同じ、シリーズ製品であるリグロースラボM5やM15と比べてもこちらの方がべたつきは強いように感じました。
私はあまり気になりませんが、5%の濃度のミノキシジル製品を使用して、べたつきが気になるという方ですと少し気になってしまうかもしれません。

痒みなどについて

私はアトピー性皮膚炎持ちで、肌はあまり強い方ではないのですが、痒みや炎症などの症状は起きずに使用する事が出来ました。
プロピレングリコール不使用は肌の弱い方にはいいのではないのかと思います。

使い方について

使い方はとても簡単で、1日2回、1回5プッシュを頭部の気になる部分に塗布してマッサージします。
注意点としては、塗布後は4時間以上洗い流さないようにしてください。

ミノキシジルをより効率的に吸収する方法

薬剤を頭皮に塗布する際は乾いた状態よりも湿った状態に使用した方が、浸透率が高くなる可能性が有るとされています。
理由としては、毛包のキャストが湿っている場合、薬物の拡散とその結果としての毛包への沈着が促進される可能性が有る為、そして、湿度も薬物の結晶化を妨げる可能性が有り、より長い期間浸透の増加につながる為との事でした。

参考資料
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/dth.12369

発毛剤の効果をさらに高める方法

発毛剤の方法を高める方法に関してですが、知っておられる方も多いとは思われますが、フィナステリドまたは、デュタステリドを使用する方法です。
日本皮膚科学会が出している男性型及び女性型脱毛症ガイドライン2017には、フィナステリド及びデュタステリド内服薬の男性の推奨度はA(行うよう強く勧める)とされており、AGA治療には無くてはならない物となっております。

フィナステリドやデュタステリドは薄毛の原因である、テストステロンをより強力なDHT(ジヒドロテストステロン)に変換する5αリダクターゼの阻害薬です。
主に、フィナステリドはⅡ型の5αリダクターゼに効果が有り、デュタステリドⅠ型とⅡ型の5αリダクターゼに効果が有り、デュタステリドは、フィナステリドよりも薄毛の治療に効果が有ったというエビデンスも出ており薄毛の範囲が広かったり脱毛個所を治療したいという方にはデュタステリドがおススメです。
ちなみにですが、5αリダクターゼⅠ型は、側頭部や後頭部に多く存在し、Ⅱ型は、前頭部や頭頂部に多く存在しています。

どれくらいの方にお勧めなのかと言うと、上の画像の左から2番目までのような髪の毛が薄くなり頭皮が見えてきている状態で薄毛の範囲がまだ小さい方は、フィナステリドがおススメです。

 

 

右から2番目のような脱毛してしまっている状態の方は、デュタステリドがおススメです。
デュタステリドは、0.1mgでフィナステリド1mgよりも毛髪量の変化量が多かったという試験結果が有りフィナステリドよりも高い効果を持っているという事がわかっています。
その為、脱毛してしまっている箇所の治療の場合、回復がとても難しい為、効果の高いデュタステリドで治療を行う方が治療の成功率が上がる為いいと思います。

 

 

 

 

参考資料

https://gskpro.com/content/dam/global/hcpportal/ja_JP/products-info/zagallo/zagallo.pdf

https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf

リグロースラボシリーズには、ミノキシジル以外にもフィナステリドやデュタステリド外用薬も出ており内側だけではなく外側からも治療を行う事が出来るのでかなりお勧めです。

 

リグロースラボFIN25のレビューと効果の紹介
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自分の現在の薄毛の状態から自分に合う方を選んで使う事により、より効率的に治療ができると思います。
外用薬の利点としては、内服薬よりも副作用のリスクが低いという事で、内服薬を懸念される方で最初は外用薬を試してみてから内服薬を使うという方もいるそうです。

もう一つは、同じサファイヤヘルスケアが出しているフォリックスシリーズのコンフィデンスです。こちらはサプリメントの為、副作用などを気にせずに使う事ができる為、気軽に使えて便利です。
髪の毛にいい成分が複数含まれている為、食生活が乱れがちな方にはお勧めの製品となっています。

 

 

まとめ

今回紹介したリグロースラボM7αは、日本国内の発毛剤と比べても発毛効果の強い濃度7%と言う強力な発毛剤です。
ミノキシジル以外にも効果的な成分が含まれてい為、M5と比べて価格は少しお高めに設定されていますが、日本国内の発毛剤と比べるとまだまだ安い値段設定ですので、濃度5%ではあまり効果が実感できないという方に最適な発毛ですので、気になりましたらご覧になってみてください。

 

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