リグロースラボとは!?
リグロースラボシリーズは、アメリカのフロリダ州マイアミに本拠地を置くSapphire Healthcare LLC(サファイヤヘルスケア)と言うヘアケアやスキンケア商品を取り扱っている製薬会社です。
会社URL
https://www.sapphirehealthusa.com/
サファイヤヘルスケアは、リグロースラボシリーズ以外にもフォリックスシリーズと言うリグロースラボと少し異なった発毛剤も出しており、どちらのシリーズもアメリカ国内ならず日本国内でも根強い人気を誇っている発毛剤です。
リグロースラボの特徴としては、安くて高品質な所で、日本国内の発毛剤と比べても大幅に安く、品質もFDA(アメリカ食品医薬局)のcGMPと言う品質基準を満たした施設で製造されています。
プロピレングリコール不使用のため肌に優しい
プロピレングリコールはアルコールの一種で別名1,2-ジヒドロキシプロパンともいわれています。
主に次のような効果が有ります。
- 薬剤(ミノキシジルなど)を溶かす
- 防腐・抗菌効果により
- 保湿効果により頭皮や皮膚に潤いをもたらす
- 分子量が小さい為、皮膚に頭皮に浸透しやすい
化粧品やシャンプーなどにも使用される事が多い成分なのですが、デメリットとしてかぶれや炎症、頭皮の痒みなどが起こりやすいという点があります。
リグロースラボM5は、プロピレングリコールの代わりにプロパンジオールが使用されており違いとしては、プロピレングリコールが石油由来の成分なのに対して、プロパンジオールは植物由来の成分であり、皮膚への刺激が少なく、アレルギーの心配もかなり低いとされています。
リポソーム技術で浸透力アップ
画像Wikipediaより
リグロースラボは、頭皮への浸透性をさらに向上させる為に、リポソーム技術と言う最新の技術を採用しています。
リポソームとは、薬品などの成分をリン脂質の膜でカプセル化し、人間の皮膚に自然になじむようにする技術の事で、薬品などの頭皮の奥深くまで届き、医薬成分(ミノキシジルなど)の発毛成分をより効率的に取り入れる事が出来ます。
このリポソーム技術に関しては皮膚科医の友利新先生も紹介していますのでよろしければご覧ください。
配合成分と副作用について
リグロースラボM5の発毛に効果的とされている成分は、主にミノキシジルのみとなています。
他社の発毛剤製品の違いとしては、プロピレングリコール未配合で肌に優しいと言う所と、リポソーム効果により薬剤の浸透性が高くなっていると言う所です。
ミノキシジルはもともと血圧降下剤として開発された薬で、使用の際現れた副作用で多毛の症状が見られた事からAGA治療薬として使用されることとなりました。
上のグラフは大正製薬が出している発毛剤であるリアップ(濃度5%)のデータになります。
このデータによると、使い始めてから16週間(約4ヶ月)ほどで約8割の使用者にそして、20週間(約5ヶ月)では、9割の使用者に発毛効果が確認できたというデータも有ります。
参考資料
https://brand.taisho.co.jp/contents/riup/detail_219.html
副作用について
副作用については主に、医薬成分であるミノキシジルの副作用があげられます。
頭皮の発疹・発赤
かゆみ
かぶれ
ふけ
使用部位の熱感など
頭痛
気が遠くなる
めまい
胸の痛み
心拍が速くなる
手足のむくみ
などで副作用の発症率は
64歳以下は8.52%
65歳以上は14.86%
と言う結果が大正製薬の審査報告書にまとめられています。
副作用ですが、何もミノキシジルだけが原因で起きているというわけではなく、製品に配合されているプロピレングリコールが原因で副作用が起こっているという研究結果も出ています。
その為、プロピレングリコール不使用であるリグロースラボは他の発毛剤と比べても比較的副作用が起きにくい発毛剤と言えます。(皮膚科学会が推奨している成分の参考資料に記載されています)
参考資料1
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000023431_1.pdf
参考資料2
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000048348.pdf
リグロースラボシリーズとフォリックスシリーズの違いは!?
よくリグロースラボとフォリックスは、何が違うのか?と言う方が意外と多いので説明すると、リグロースラボは、発毛成分であるミノキシジルと脱毛抑制成分であるフィナステリドやデュタステリド、スピロノラクトンなどが個別にあり、使用者の用途に合わせて組み合わせて使用する事が出来るシリーズとなっています。
発毛促進
脱毛抑制
一方で、フォリックスシリーズは、発毛成分であるミノキシジルの他にアデノシンやプロシアニジンB2、プロキャピル、アゼライン酸、オレアノール酸、ビオチンなどの育毛有効成分を含んだ製品で、ミノキシジル濃度により成分が違いミノキシジル濃度12%や16%の物には脱毛抑制成分のフィナステリドが配合されていたりと一本で、複数の成分を取り入れる事が出来る製品となっています。
価格の違いですが、フォリックスの方が複数の成分が配合されていることもあり、1本あたりの金額は、フォリックスの方が高く設定されています。
気になる価格としては、(同じミノキシジル濃度で)
リグロースラボM5 1700円
フォリックスFR05 3575円
値段はお得な2本購入で1本あたりの価格を出して載せています。
価格はリグロースラボの方がフォリックスよりも2分の1ほど安い値段と言う結果になりました。
私個人的なおススメとしては、リグロースラボをおススメします。
理由としては価格も安いという事もあるのですが、私個人的には、成分配合量がはっきりしていると言う所がおススメのポイントです。
と言いますのも、リグロースラボM5の場合、ミノキシジル濃度5%、リグロースラボFIN25の場合、フィナステリド0.25%と言うように成分の配合量がはっきりと記載されているのに対して、フォリックスFR05の場合、ミノキシジル濃度の記載はされているのですが、他の成分の配合量が記載されておらず不明のままになります。
以前気になってオオサカ堂経由でサファイヤヘルスケアに問い合わせをしていただいたところ、数値は公表していない為、教える事が出来ませんと言う回答が返ってきました。
配合量がわからないと使用していく目安なども立てにくいので、配合量のはっきりしているリグロースラボが私はおススメです。
リグロースラボM5とカークランドミノキシジルがよく比べられるがどちらがいいのか!?
よく海外の発毛剤で比べられる事が多いのがこのリグロースラボM5とカークランドミノキシジルです。
カークランドミノキシジルはアメリカのコストコが出している発毛剤でミノキシジル濃度5%で容量もリグロースラボと同じ60mlととても安価で購入する事が出来る事で知られています。(コストコで出ている発毛剤ですが日本のコストコでは購入する事が出来ません。)
価格に関してですが、
リグロースラボM5 2本セット 3400円 1本あたり 1700円
カークランドミノキシジル 2本セット 3435円 1本あたり 1717.5円
リグロースラボよりもカークランドミノキシジルの方が35円高いという結果になりました。
(記事投稿時の値段)
2本セットで計算した理由は、カークランドミノキシジルは2本セットで販売されているという事と、リグロースラボは2本セットの方が安いからです。(リグロースラボの単品価格は2500円)
含まれている成分も基本的にはほぼ同じなのですが、カークランドミノキシジルはプロピレングリコールが含まれている為、リグロースラボと比べると肌への負担が大きくなっています。
このことから性能面、価格面から見てリグロースラボの方がおススメです。
効果について
リグロースラボM5の主な成分はミノキシジルで、このミノキシジルは、医学的に発毛効果が有るとされている成分です。
ミノキシジルは、アップジョン社、現在では、ファイザー社が開発した薬で、もともとは高血圧治療に使われていた薬です。
当時は、降圧剤として使用されていましたが、服用した患者の方に多毛症が見られた為、発毛剤として研究されることとなり、その結果、発毛作用が見られたため、世界中で使用されるようになりました。
今では、数多くの研究資料や論文などが出ておりその効果のほどが解明されています。
その中の一部ですがいろいろと紹介していきたいと思います。
日本皮膚科学会が推奨している成分
ミノキシジルは日本皮膚科学会の男性型および女性型脱毛症診療ガイドラインで最高ランクの推奨度A(行うよう強く勧める)とされており、日本でも効果的であるとされている事がわかります。
ミノキシジルの有用性についてですが、396人の男性被験者を対象とした試験を観察期間48週間のランダム化比較試験を行ったところ、脱毛部1㎠内の増加量は、プラセボ(偽薬)平均3.9本、2%ミノキシジル平均12.7本、5%ミノキシジル平均18.6本増加したという事が報告されており、この結果からわかる通りミノキシジル濃度が高くなるにつれて、発毛効果が高くなっていいるという事がわかります。
この試験で、なぜプラセボ(偽薬)が使われているのかと言うと、プラセボ効果(プラシーボ効果ともいう)と言う効果がないのに効果が有ると思い込むことで効果が出てしまうという事があり、試験に使用する薬品に本当に発毛効果が有るのかという事を調べるために、試験者には知らせずにランダムに割り当ててテストするという事が行われています。
このようにミノキシジル外用薬の発毛効果に関しては、高い水準の根拠があるとされている為、外用するよう強く勧められています。
参考資料
https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf
どれくらいの薄毛の人におススメか?
ミノキシジル濃度5%の発毛剤ではどれくらいの薄毛に効果が有るのか気になる方も多いと思われます。
こちらの画像は、大正製薬のリアップ(ミノキシジル濃度5%)の説明書の画像です。
大正製薬によるとこの画像の範囲内の薄毛であれば効果が有るとされています。
逆にこれ以上の場合は、ミノキシジル濃度を上げて使用していく必要があります。
使用して6ヶ月経ってもあまり効果が実感できない場合は、濃度を上げてみるのもいいかもしれません。
参考資料
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000037183.pdf
M字はげには効果が有るのか?
M字はげと言われている生え際の部分は、もともと毛細血管が少ない為、薄毛の治癒は難しいとされています。
このことから、ミノキシジル濃度5%では効果が現れにくいとされていることが現状です。
軽度の場合ですと効果が有ったという報告を聞いた事は有るのですが、大抵の方は、10%以上の濃度で治療されている方が多くおられます。
そのため、よく使われているやり方としては、M字部分は、10%以上の高濃度ミノキシジルを使い頭頂部などの効果が出やすい部分は現状使用している濃度を使うという方が多いです。
5%を使用しても効果があまり実感できない場合の方にお勧めの方法です。
リグロースラボM5の使い方
リグロースラボの使い方はとても簡単で、付属のスポイトかスプレーノズルどちらか好きな方を選びスプレーノズルの場合、1日2回、1回5プッシュ(1ml)頭部の気になる部分に使用し2分~4分、頭皮をマッサージします。
スポイトの場合、メモリがついているので1mlのところまで薬剤を吸い出し気になる処に使用し同じくマッサージをします。
注意点としては、塗布後は4時間以上洗い流さないようにしてください。
ミノキシジルをより効率的に吸収する方法
薬剤を頭皮に塗布する際は乾いた状態よりも湿った状態に使用した方が浸透率が高くなる可能性が有るとされています。
理由としては、毛包のキャストが湿っている場合、薬物の拡散とその結果としての毛包への沈着が促進される可能性が有る為、そして、湿度も薬物の結晶化を妨げる可能性が有りより長い期間浸透の増加につながる為との事でした。
参考資料
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/dth.12369
リグロースラボM5レビュー
こちらが箱の表面です。
全て英語で表記されています。
裏面も同じく英語で表記されています。
付属品ですが、薬剤とスポイトとスプレーノズルが付属されています。
こちらが裏面です。
中身の薬剤ですが、ほぼ無色透明で比較的サラサラしています。
使用してみて
匂いについて
匂いは近くで嗅ぐとアルコール臭のような臭いがしました。
匂ってくる匂いではなく近くで嗅ぐと匂う程度のにおいでした。
べたつきについて
べたつきについてですが使用してみて私は気になりませんでした。
他のメーカーの発毛剤(ミノキシジル濃度5%)も使用した事があるのですが、特に差があるわけではなく標準通りといった感じでした。
痒みなどについて
私はアトピー性皮膚炎持ちで、肌はあまり強い方ではないのですが、痒みや炎症などの症状は起きずに使用する事が出来ました。
プロピレングリコール不使用は肌の弱い方にはいいのではないのかと思います。
発毛剤の効果をさらに高める方法
発毛剤の方法を高める方法に関してですが、知っておられる方も多いとは思われますが、フィナステリドまたは、デュタステリドを使用する方法です。
日本皮膚科学会が出している男性型及び女性型脱毛症ガイドライン2017には、フィナステリド及びデュタステリド内服薬の男性の推奨度はA(行うよう強く勧める)とされており、AGA治療には無くてはならない物となっております。
フィナステリドやデュタステリドは薄毛の原因である、テストステロンをより強力なDHT(ジヒドロテストステロン)に変換する5αリダクターゼの阻害薬です。
主に、フィナステリドはⅡ型の5αリダクターゼに効果が有り、デュタステリドⅠ型とⅡ型の5αリダクターゼに効果が有り、デュタステリドは、フィナステリドよりも薄毛の治療に効果が有ったというエビデンスも出ており薄毛の範囲が広かったり脱毛個所を治療したいという方にはデュタステリドがおススメです。
ちなみにですが、5αリダクターゼⅠ型は、側頭部や後頭部に多く存在し、Ⅱ型は、前頭部や頭頂部に多く存在しています。
どれくらいの方にお勧めなのかと言うと、上の画像の左から2番目までのような髪の毛が薄くなり頭皮が見えてきている状態で薄毛の範囲がまだ小さい方は、フィナステリドがおススメです。
右から2番目のような脱毛してしまっている状態の方は、デュタステリドがおススメです。
デュタステリドは、0.1mgでフィナステリド1mgよりも毛髪量の変化量が多かったという試験結果が有りフィナステリドよりも高い効果を持っているという事がわかっています。
その為、脱毛してしまっている箇所の治療の場合、回復がとても難しい為、効果の高いデュタステリドで治療を行う方が治療の成功率が上がる為いいと思います。
参考資料
https://gskpro.com/content/dam/global/hcpportal/ja_JP/products-info/zagallo/zagallo.pdf
https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf
リグロースラボシリーズには、ミノキシジル以外にもフィナステリドやデュタステリド外用薬も出ており内側だけではなく外側からも治療を行う事が出来るのでかなりお勧めです。
自分の現在の薄毛の状態から自分に合う方を選んで使う事により、より効率的に治療ができると思います。
外用薬の利点としては、内服薬よりも副作用のリスクが低いという事で、内服薬を懸念される方で最初は外用薬を試してみてから内服薬を使うという方もいるそうです。
もう一つは、同じサファイヤヘルスケアが出しているフォリックスシリーズのコンフィデンスです。こちらはサプリメントの為、副作用などを気にせずに使う事ができる為、気軽に使えて便利です。
髪の毛にいい成分が複数含まれている為、食生活が乱れがちな方にはお勧めの製品となっています。
まとめ
今回紹介したリグロースラボM5は価格から見ても性能から見てもコスパ最強の発毛剤なのではないのかと思います。
ミノキシジル発毛剤の副作用の中には、プロピレングリコールによるものも報告されておりミノキシジルだけが副作用の原因なのではないという事も報告されており、リグロースラボは、プロピレングリコール未配合な為、他の発毛剤と比べても副作用のリスクは、抑えられていると言えます。
リグロースラボは、薬局などでは販売されておらず、個人輸入代行業者で購入する事が出来ます。
私のお勧めは、オオサカ堂と言う業者で、20年以上の販売実績があり、私本人もお世話になっております。
個人輸入代行と言うと高そうに感じる方も多いかと思いますが、そんなことはなく、全国送料無料で、かかるものは、商品代金と銀行振込の振り込み手数料のみとなっていますので、かなりお安く購入できます。
ポイントもつきますので次回の買い物からお得に購入する事も出来ます。
中には偽物などが心配だという方もおられますが、専門機関に鑑定依頼を出しており鑑定書も出ていますので、心配なく使えます。
実際に私も数年使用していますが、しっかりと効果が出ていますのでご安心ください。
気になりましたらご覧ください。
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