リグロースラボFIN25のレビューと効果の紹介

フィナステリド

リグロースラボFIN25とは

今回紹介するリグロースラボFIN25は、脱毛抑制成分であるフィナステリドの外用薬です。
フィナステリドと聞くと内服薬を思い浮かべる方がほとんどなのではないでしょうか?
実際の所日本皮膚科学会が出している男性型および女性型脱毛症ガイドラインではフィナステリドは内服薬は推奨されていますが、外用薬は比較対象には現れてはいませんでした。

その為、フィナステリド外用薬は本当に効果が有るのかと疑問に思われる方も多いのではないのかと思い商品紹介もかねて、効果についていろいろと調べてきましたのでよろしければご覧ください。

プロピレングリコール不使用のため肌に優しい

 

プロピレングリコールはアルコールの一種で別名1,2-ジヒドロキシプロパンともいわれています。
主に効果としては、薬剤を溶かす効果や保湿効果、防腐抗菌効果や薬剤を皮膚や頭皮に浸透しやすくする効果が有ります。
このプロピレングリコールはどのような物に使われているのかと言うと、化粧品やシャンプーそして意外なものとしてはおにぎりなどの食品にも使用されています。
プロピレングリコールのデメリットとしては、かぶれや炎症そして頭皮の痒みなどが起こりやすいという点があります。
リグロースラボFIN25は、プロピレングリコールの代わりにプロパジオールが使用されています。
違いは、プロピレングリコールは石油由来の成分に対して、プロパジオールは植物由来の成分であり、皮膚への刺激が少なく、アレルギーの心配も低いとされています。

リポソーム技術で浸透力アップ

 

 

リグロースラボFIN25は、頭皮への浸透性をさらに向上させる為に、リポソーム技術と言う最新の技術を採用しています。
リポソームとは、薬品などの成分をリン脂質の膜でカプセル化し、人間の皮膚に自然になじむようにする技術の事で、薬品などの頭皮の奥深くまで届き、医薬成分(フィナステリドなど)をより効率的に取り入れる事が出来ます。
このリポソーム技術を取り入れているのは、私の知る限りではサファイヤヘルスケア製品の、リグロースラボシリーズとフォリックスシリーズのみです。
このリポソーム技術に関しては皮膚科医の友利新先生も紹介していますのでよろしければご覧ください。

 

 

 

配合成分と副作用について

リグロースラボFIN25に含まれている主な成分は、フィナステリド(配合量0.25%)と言う、かなり珍しい発毛剤補助製品となっています。
フィナステリドは、アメリカメルク社が開発した前立腺肥大症の治療薬だったのですが、投薬患者の多くに薄毛予防の効果が有った為、世界中で薄毛治療薬として使用されるまでに発展していきました。
主に、2型の5αリダクターゼを阻害して男性ホルモンであるテストステロンがDHT(ジヒドロテストステロン)に転換されるのを制御する効果を持っており、髪の毛の成長を促すという働きがあります。

副作用について

副作用は主に、医薬成分であるフィナステリドの副作用があげられます。

フィナステリドの副作用

頭皮の発疹・発赤
かゆみ
かぶれ
ふけ
使用部位の熱感
食欲不振
全身倦怠感
皮膚や粘膜が黄色くなる
性欲減退
陰茎の勃起力が弱くなる

などの症状が現れる場合があります。

リグロースラボとフォリックスの違いについて

よくリグロースラボとフォリックスは、何が違うのか?と言う方が意外と多いので説明すると、リグロースラボは、発毛成分であるミノキシジルと脱毛抑制成分であるフィナステリドやデュタステリド、スピロノラクトンなどが個別にあり、使用者の用途に合わせて組み合わせて使用する事が出来るシリーズとなっており人気な発毛剤シリーズとなっています。

 

一方で、フォリックスシリーズは、発毛成分であるミノキシジルの他にアデノシンやプロシアニジンB2、プロキャピル、アゼライン酸、オレアノール酸、ビオチンなどの育毛有効成分を含んだ製品で、ミノキシジル濃度により成分が違いミノキシジル濃度12%や16%の物には脱毛抑制成分のフィナステリドが配合されていたりと一本で、複数の成分を取り入れる事が出来る製品となっています。

効果について

フィナステリド外服薬は内服薬よりも頭皮のジヒドロテストステロンを下げる効果を持っている

AGAは、還元酵素である5αリダクターゼと男性ホルモンの一種であるテストステロンが結合してできた悪玉脱毛ホルモンDHT(ジヒドロテストステロン)に変換されヘアサイクルが乱れ髪の毛が薄くなります。
フィナステリド外服薬(0.25%)は、内服薬(1mg)よりも頭皮のDHTの濃度を下げたという研究結果があり外服薬でも効果は有るという事が報告されています。(試験期間1週間の場合)
研究結果の数値は、
        頭皮のDHT    血清のDHT
ローション   -71.2%     -67.6~-80.4%
内服薬     -51.1%     -69.7~-76.1%
このように内服薬よりも優位な値が出ていることがわかります。
この研究結果は、スイスの研究グループが発表した研究結果をもとにしています。

参考資料
https://www.researchgate.net/publication/285733679_Effects_of_a_novel_finasteride_025_topical_solution_on_scalp_and_serum_dihydrotestosterone_in_healthy_men_with_androgenetic_alopecia

濃度1%の外服薬の場合、1mgの内服薬と同程度の効果が確認されている

45人の患者を対象に臨床試験が行われAグループとBグループに分かれ、Aグループは、1%のフィナステリドとプラセボ錠剤(偽薬)の局所ゲルを使用し、Bグループは、フィナステリド錠剤(1mg)とゲルベース(薬物なし)を使用し臨床試験をした結果。
毎月、2つのグループ間の硬毛、はげた部分のサイズ、および毛の数を比較しました。
髪の毛の太さ、髪の数、はげた部分の大きさの視点から、2つのグループの間に有意差は無いとの結果が出ました。
結論は、この研究の結果は、フィナステリドゲルとフィナステリド錠剤の両方の治療効果が互いに比較的類似している事を示しました。
という結果になりました。
残念ながらリグロースラボFIN25は濃度が1%ではなく4分の1の0.25%ですが、濃度は低いとはいえ効果が有るという試験結果が出ているので、使ってみる価値はあるのではないのかと思います。
参考資料URL
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19172031/

 

フィナステリド外服薬は内服薬よりも副作用のリスクが低い

 

男性型脱毛症に対する局所フィナステリドスプレー溶液の有効性と安全性の対象試験の試験データで経口フィナステリドよりも局所(外服薬)の方が副作用のリスクが低いという試験データが出ています。
内容としては、両方のグループでDHTの低下に関連する全身性有害事象の可能性を排除するものではありませんが、経口フィナステリドよりも局所投与の方が確率は低くなります。局所フィナステリド群と経口フィナステリド群では、治療に関連する性的有害事象が少なく、関連する治療の中止が少ない傾向が見られました。

とされており、外服薬の副作用のリスクの低さがわかります。

 

参考資料
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/jdv.17738

ミノキシジルと一緒に使用する事によって効果が増す!!!

男性型脱毛症の18~60歳の40人の男性が、フィナステリド(0.25%)とミノキシジル(3%)を混ぜた溶液またはミノキシジル溶液(3%)のみを使用して1日2回の24週間の治療を行いました。
試験の結果、混合溶液は単体の溶液と比べ混合溶液の方が優位な結果となったという報告があります。
そして、組み合わせた溶液はまた、血漿ジヒドロテストステロンレベルに最小限の影響しか及ぼさず、約5%減少した。また、両方のグループの患者から報告された全身性の有害事象はありませんでした。
とされております。

 

参考資料
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/jdv.15171

内服薬を他にも複数服用されている方は肝機能に負担を与える可能性が有るのでFIN25はおススメ

フィナステリド内服薬の副作用の発症リスクはかなり低いとはされていますが、まれに発症してしまう方もいるようです。
私の場合は、アトピー性皮膚炎持ちで肌が弱いので、皮膚科でかゆみ止めなどの内服薬を処方してもらって、複数の内服薬を服用していた所、肝臓の数値が通常よりも悪くなってしまい、薬の服用を中断しなくてはならなくなりました。
内服薬は、肝臓を通って代謝されるため、一度に飲む量が増えれば増えるほど肝臓に負担をかける事になります。
多くの薬を服用すると、それだけ酵素が必要となるため、代謝が追い付かなくなります。

私が飲んだのは、イトリゾール50という薬で、この薬は他の薬と比べて肝臓に負担がかかりやすいという事を聞いていたので、内服薬の複数投与は、できるだけ避けて使用する方がいいと思います。
このイトリゾール50以外でも内服薬の複数投与は肝臓に負担をかけてしまいやすいので、他に複数の内服薬を服用されている方や、性機能障害などの副作用が気になってフィナステリド内服薬を使用する事をためらっている方には、リグロースラボFIN25はお勧めできます。

 

 

リグロースラボFIN25の使い方

リグロースラボの使い方はとても簡単で、付属のスポイトかスプレーノズルどちらか好きな方を選びスプレーノズルの場合、1日2回、1回5プッシュ(1ml)頭部の気になる部分に使用し2分~4分、頭皮をマッサージします。
スポイトの場合、メモリがついているので1mlのところまで薬剤を吸い出し気になる処に使用し同じくマッサージをします。ます。

 

 

 

リグロースラボFIN25レビュー

 

こちらが外箱の画像です。

 

こちらが裏面の画像です。

 

上から見た画像です。

 

こちらが付属品です。

 

キャップを開けるとこうなっています。
中の蓋は意外と強固についており外すのが結構大変でした。

 

中身の薬剤は無色透明でした。

 

使用してみて

匂いについて

匂いは、少しアルコール臭のような臭いがしました。
匂ってくるような臭いではなく薬剤に近づいて嗅ぐとわずかに匂う程度なので気になる匂いではありません。

べたつきについて

べたつきについてですが、粘り気があるわけでもなく普通の液体と言った感じでした。
頭皮に塗って見ての感想ですが、私個人的には、べたつきなどは気になるほどの物ではないと思いました。

痒みなどについて

痒みについてですが、私はアトピー性皮膚炎持ちで肌は強い方ではないのですが、痒みなどは起こらず正常に使用する事が出来ました。
もちろん肌の炎症なども起こってはいません。

まとめ

今回紹介したリグロースラボFIN25は、発毛剤関連の製品としてはとても珍しいフィナステリドを含んだ製品で、お勧めしたいのは、発毛剤の効果をもっと高めたい方や、副作用の理由から内服薬が使用できないという方向けの製品です。
リグロースラボは、プロピレングリコールを使用していない為、肌に優しく発毛剤製品の中では、限りなく、副作用が起きにくい発毛剤と言えます。
リグロースラボを購入される場合は、オオサカ堂がおススメです。
オオサカ堂は20年以上の販売実績があり、価格も安くお問い合わせの対応が早いので、私もオオサカ堂を利用しています。

よく偽物などが心配で購入をためらっているという方もいますが、オオサカ堂は製品の成分鑑定も出しており、本物である事を確認してから販売している業者ですのでご安心ください。

 

 

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