リグロEX5とは
リグロEX5は、ロート製薬株式会社が出している大正製薬が出しているリアップのジェネリック製品(発毛剤)です。
ロート製薬は、主に医薬品・化粧品・機能性食品等の製造販売を行っている会社で、創業年1899年(明治32年)とかなりの歴史が有り株式上場もされています。
少し前までは、テレビCMなどもよく流れていたので認知度は高めの会社でではないかと思います。
リグロEX5は、これにさらに育毛成分をプラスしたリグロEX5エナジーと言う製品も出しているのでその製品も紹介していきたいと思います。
参考資料
会社URL
製品URL
リグロEX5
https://www.regro.rohto.co.jp/shop/pages/4987241168521
リグロEX5エナジー
https://www.regro.rohto.co.jp/shop/pages/4987241166947
配合成分と副作用について
リグロEX5の主成分であるミノキシジルは、日本皮膚科学会が出している男性型及び女性型脱毛症診療ガイドライン2017では、男性及び女性の推奨度A(行うよう強く勧める)とされておりAGA治療には無くてはならない成分の一つとされています。
ミノキシジル(リグロEX5、リグロEX5エナジー)
ミノキシジルは、アップジョン社(現在ではファイザー社)が開発した高血圧の薬で、服用した患者の方に多毛症の副作用が現れた為、発毛剤の研究がされるようになりました。
そして、発毛作用が認められた為、世界中でも薄毛治療に使用されるようになった成分です。
日本でも厚生労働省の認可を受けており、多くのAGAクリニックなどでも薄毛治療薬として使用されています。
大正製薬が出しているデータでは、濃度5%の発毛剤を使い始めて16週間(約4ヶ月)ほどで約8割の方に、20週間(約5ヶ月)では9割ほどの方に発毛効果が実感できたというデータが有ります。
グラフのデータは見てもらうとわかるように使い続ける期間が長くなるにつれて改善度が増してきていることがわかります。
こちらのグラフは、1㎠あたりの4㎛以上の毛髪数の変化を表したグラフです。
このグラフによると初めて4週間(約1ヶ月)は、0.8本なのに対して、8週間目(約2ヶ月)から15.3本と40㎛以上の髪の毛の数が増えているという事がわかります。
この事からミノキシジルには、髪の毛を太くするという効果も有るという事がわかります。
参考資料
https://brand.taisho.co.jp/contents/riup/detail_219.html
パントテニルエチルエーテル(リグロEX5エナジー)
パントテニルエチルエーテルは、ビタミンB群の1つで毛母細胞に活力を与えて髪の毛の成長を促進し保湿効果や皮膚組織の活性化、皮炎症を抑える作用やふけや痒みの軽減が期待できる成分です。
ピリドキシン塩酸塩(リグロEX5エナジー)
ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)は、過酸化物質やフケの発生の原因となる皮脂の過剰な分泌を抑制し、頭皮を健康な状態に保つ効果のある成分です。
トコフェロール酢酸エステル(リグロEX5エナジー)
トコフェロール酢酸エステルは、皮脂の酸化防止作用や血行促進作用があり、頭皮を健康な状態に保つ効果のある成分です。
ℓ-メントール(リグロEX5エナジー)
ℓ-メントールは、頭皮のかゆみをおさえ、清涼感をあたえます。
副作用について
リグロEX5とリグロEX5エナジーの副作用ですが、主に副作用に関係してくる成分は、医薬成分であるミノキシジルがあげられますのでミノキシジルの副作用を紹介していきます。
ミノキシジル
- 皮膚(頭皮の発疹・発赤、痒み、かぶれ、フケ、使用部位の発熱)
- 精神神経系(頭痛、気が遠くなる、めまい)
- 循環器(胸の痛み、心拍数が速くなる)
- 代謝系(原因のわからない急激な体重増加、手足のむくみ)
などが有ります。
同じ濃度5%の発毛剤で大正製薬のリアップが有ります。
このリアップの審査報告書によると副作用の発症率は、
64歳以下は8.52%
65歳以上は14.86%
となっております。
参考資料
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000023431_1.pdf
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000048348.pdf
https://gigaplus.makeshop.jp/drugstores/pdf/regroex5_2.pdf
効果について
ミノキシジルは、濃度が高くなれば高くなるほど発毛効果は増していく
ミノキシジルは濃度が高くなれば高くなるほど効果が増していくという事が研究結果からわかっています。
概要は、393名の男性被験者を対象にした試験で、試験期間は、48週間(約1年間)です。
使用された物は、2%及び5%のミノキシジル液とプラセボ(偽薬)を用いて行われました。
試験は、上記3組をランダムに割り当てて試験を行いました。
試験結果は、(脱毛部1㎠内の増加量で測定)
プラセボ群 平均3.9本
2%ミノキシジル群 平均12.7本
5%ミノキシジル群 平均18.6本
この試験から、ミノキシジルの発毛効果は濃度が濃くなれば濃くなるほど効果が増すという事がわかります。
参考資料
https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf
どれくらいの薄毛の方にお勧めか?
リグロEX5とリグロEX5エナジーはどれくらいの薄毛の方に効果が有るのかと言うという事ですが、上の画像をご覧ください。
こちらの画像は、リグロEX5の添付文書の一部の画像です。
この説明によりますと、上の画像のような状態ですと効果が有るとされています。
ただ、左から1番目や2番目のような状態以上ですと効果が得られない可能性が有るとされています。
もしも効果があまり実感できないという方は、5%以上の濃度の物を使用してみるのもいいのかもしれません。
お勧めとしては爆毛根ローションです。
ミノキシジル濃度5%と7%から選ぶことができ、ミノキシジル以外にも脱毛抑制効果のあるデュタステリドと頭皮のストレスの緩和効果のあるオキシトシンを含んでいます。
ミノキシジルとデュタステリド(内服薬ですが)は日本皮膚科学会が出している男性及び女性型脱毛症診療ガイドライン2017でどちらも男性の推奨度A(行うよう強く勧める)とされている成分ですので他の発毛剤と比べても高い効果が期待できます。
返金保証もついていますのでお試し程度に始められますのでよろしければご覧ください。
参考資料
https://gigaplus.makeshop.jp/drugstores/pdf/regroex5_2.pdf
M字はげに効果は有るのか?
M字はげの部分である生え際は元々毛細血管が少ない為、髪の毛に栄養が行きわたりにくく薄毛の治療は他の部位と比べて難しいとされています。
軽度の場合ですと5%の物でも効果が有ったという話は聞いた事はあるのですが、私の知る限りでは大抵の方は10%以上の濃度の物で治療されてい方が多くおられます。
その為、よく使われている方法としては、M字部分は10%以上の物を使用し頭頂部などの効果が比較的現れやすい部分は現状使用している濃度の物を使用するという方が多いです。
5%の物ではあまり効果が実感できないという方にお勧めの方法です。
M字部分にお勧めの発毛剤ですが、フォリックスシリーズのFR15とFR16がおススメです。
どちらもミノキシジル濃度15%と16%と高濃度で、FR15はリアップと同じローションタイプで、FR16はクリームタイプと少し違いが有ります。
べたつきなどが気になるという方はFR15がおススメで、べたつきが気にならないという方には、FR16がおススメです。
使い方について
リグロEX5の使い方についてですが、1日2回、1回1mlを頭部の気になる箇所に塗布してください。
ロート製薬の公式ページに使い方の動画が有りますのでよろしければご覧ください。
詳しい使い方は、参考資料の欄に有りますので気になりましたらご覧ください。
参考資料
リグロEX5
https://www.regro.rohto.co.jp/shop/pages/4987241168521
https://gigaplus.makeshop.jp/drugstores/pdf/regroex5_2.pdf
リグロEX5エナジー
https://www.regro.rohto.co.jp/shop/pages/4987241166947
https://www.regro.rohto.co.jp/shop/pages/4987241166947
ミノキシジルをより効率的に吸収する方法
薬剤を頭皮に塗布する際には、頭皮が渇いた状態よりも湿った状態の方が頭皮への浸透率が高くなる可能性が有るとされています。
理由としては、毛包のキャストが湿っている場合、薬物の拡散とその結果としての毛包への沈着が促進される可能性が有る為、そして、湿度も薬物の結晶化を妨げる可能性が有り、より長い期間浸透の増加につながる為との事でした。
湿った状態が理想的という事もあり入浴後の髪の毛を洗った後などがいいのではないのかと思います。
お勧めのシャンプーは、ロート製薬から出ているリグロシャンプーです。
リグロシャンプーは、発毛剤の浸透を妨げる皮脂汚れを落として発毛剤の浸透を手助けしてくれるよう開発された医薬部外品のスカルプケアシャンプーです。
参考資料
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/dth.12369
まとめ
今回は、リグロEX5とリグロEX5エナジーを紹介していきました。
ロート製薬が出している発毛剤という事もあり、気になっている方もおられるのではないのかと思います。
国内発毛剤としての価格は、中間位で高すぎず安すぎずの価格設定なので悪くはないと思います。
気になりましたらご覧ください。
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