ミノケアとは
ミノケアは、日新薬品工業株式会社が販売している大正製薬が出しているリアップのジェネリック製品です。
日新薬品工業は、風邪薬やマスク、化粧品や栄養ドリンクなどの製品を取り扱っている会社です。
会社URL
https://www.nissin-yk.co.jp/product/data/minocare/
ミノケアとリアップの違いについて
ミノケアとリアップの違いについてですが、ジェネリック品という事もあり、メインの成分のミノキシジルは変わりませんが、完全に同じではありません。
現在販売されているリアップはリアップX5プラスネオと言う名称で販売されており発毛成分であるミノキシジル以外にも育毛成分が追加配合されています。
少し紹介すると
- ピリドキシン塩酸塩 (過酸化物質やフケの発生の原因となる皮脂の過剰な分泌を抑制)
- トコフェロール酢酸エステル (皮脂の酸化防止作用や血行促進作用)
- O-メントール (かゆみを抑える)
- ジフェンヒドラミン塩酸塩 (かゆみを抑える)
- グリチルレチン酸 (抗炎症作用)
- ヒノキチオール (殺菌作用)
などです。
配合している成分から見てほとんどが、育毛剤に使用されている成分ばかりですので、発毛剤と育毛剤を合わせたのがリアップX5プラスネオと考えればいいのかと思います。
気になる効果についてですが、ないよりかはあった方がいいのだけれどなくても特に問題はないものと思われます。
理由としては、今現在育毛成分でAGAの補助となる成分はかなり少なくリアップに含まれている成分の中には、その成分が含まれていないからです。
参考資料
https://www.catalog-taisho.com/content/dam/selfmedication/jp/ja/riup/images/05779/pdf/05779_Explanation1.pdf
配合成分と副作用について
ミノケアの主成分であるミノキシジルは、日本皮膚科学会が出している男性及び女性型脱毛症診療ガイドライン2017では、男性及び女性の推奨度A(行うよう強く勧める)とされておりAGA治療には無くてはならない成分の一つとされています。
ミノキシジル
ミノキシジルは、アップジョン社(現在ではファイザー社)が開発した高血圧の薬で、服用した患者に多毛症の副作用が現れた為、発毛剤としての研究がされるようになりました。
そして、発毛作用が認められた為、世界中で薄毛治療にも使用されるようになった成分です。
日本でも厚生労働省の認可を受けており、多くのAGAクリニックなどでも薄毛の治療薬として使用されています。
大正製薬の出しているデータでは、濃度5%の発毛剤を使い始めて16週間(約4ヶ月)ほどで約8割の方に、20週間(約5ヶ月)では9割ほどの方に発毛効果が実感できたというデータが有ります。
グラフのデータを見てもらうとわかるように使い続ける期間が長くなるにつれて改善度が増してきていることがわかります。
こちらのグラフは、1㎠あたりの40㎛以上の毛髪数の変化を表したグラフです。
このグラフによると初めて4週間(約1ヶ月)は、0.8本なのに対して、8週間目(約2ヶ月)から15.3本と40㎛以上の髪の毛の数が増えているという事がわかります。
この事からミノキシジルには、髪の毛を太くするという効果も有るという事がわかります。
参考資料
https://brand.taisho.co.jp/contents/riup/detail_219.html
副作用について
ミノケアの副作用ですが、主に副作用に関係してくる成分は、ミノキシジルがあげられますのでミノキシジルの副作用を紹介していきます。
ミノキシジル
- 皮膚(頭皮の発疹・発赤、痒み、かぶれ、フケ、使用部位の発熱)
- 精神神経系(頭痛、気が遠くなる、めまい)
- 循環器(胸の痛み、心拍数が速くなる)
- 代謝系(原因のわからない急激な体重増加、手足のむくみ)
などが有ります。
同じ濃度5%の発毛剤で大正製薬のリアップが有ります。
このリアップの審査報告書によると副作用の発症率は、
64歳以下は8.52%
65歳以上は14.86%
となっております。
参考資料
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000023431_1.pdf
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000048348.pdf
https://www.info.pmda.go.jp/downfiles/otc/PDF/K2002000001_01_A.pdf
効果について
ミノキシジルは、濃度が濃くなれば濃くなるほど発毛効果が増す
ミノキシジルは、濃度が濃くなれば濃くなるほど効果が増すという事が研究結果からわかっています。
概要は、393名の男性被験者を対象にした試験で、試験期間は、48週間(約1年間)です。
使用された物は、2%及び5%のミノキシジル液とプラセボ(偽薬)を用いて行われました。
試験は、上記3組をランダムに割り当てて試験を行いました。
試験結果は、(脱毛部1㎠内の増加量で測定)
プラセボ群 平均3.9本
2%ミノキシジル群 平均12.7本
5%ミノキシジル群 平均18.6本
この試験から、ミノキシジルの発毛効果は濃度が濃くなれば濃くなるほど効果が増すという事がわかります。
参考資料
https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf
どれくらいの薄毛の方にお勧めか?
ミノケアはどれくらいの薄毛の方に効果が有るかという事ですが、上の画像をご覧ください。
こちらの画像は、ミノケアの添付文書の一部の画像です。
この説明によりますと、上の画像のような状態の場合ですと効果が有るとされています。
ただ、左から3番目や4番目のような状態以上ですと効果が得られない可能性が有るとされています。
もしも効果があまり実感できないという方は、5%以上の濃度の物をしようしてみるのもいいかもしれません。
お勧めとしては爆毛根ローションです。
ミノキシジル濃度5%と7%から選ぶことができ、ミノキシジル以外にも脱毛抑制効果のあるデュタステリドと頭皮のストレス緩和効果のあるオキシトシンを含んでいます。
ミノキシジルとデュタステリド(内服薬ですが)は日本皮膚科学会が出している男性及び女性型脱毛症診療ガイドライン2017でどちらも男性の推奨度A(行うよう強く勧める)とされている成分ですので他の発毛剤と比べても高い効果が期待できます。
返金保証もついていますのでお試し程度に始められますのでよろしければご覧ください。
参考資料
https://www.info.pmda.go.jp/downfiles/otc/PDF/K2002000001_01_A.pdf
M字はげに効果は有るのか?
M字はげの部位である生え際は元々毛細血管が少ない為、髪の毛に栄養が行きわたりにくく薄毛の治療は他の部分と比べて難しいとされています。
軽度の場合ですと5%の物でも効果が有ったという話は聞いた事が有るのですが、私の知る限りでは大抵の方は10%以上の濃度の物で治療される方が多くおられます。
その為、よく使われている方法としては、M字部分は10%以上の物を使用し頭頂部など効果が比較的現れやすい部分は現状使用している濃度の物を使用するという方が多いです。
5%の物ではあまり効果が実感できないという方にお勧めの方法です。
M字部分におすすめの発毛剤ですが、フォリックスシリーズのFR15とFR16がおススメです。
どちらもミノキシジル濃度15%と16%と高濃度で、FR15はリアップと同じローションタイプで、FR16はクリームタイプと少し違いが有ります。
べたつきなどが気になるという方はFR15がおススメで、べたつきが気にならないという方には、FR16がおススメです。
使い方について
ミノケアの使い方についてですが、1日2回、1回1mlを頭部の気になる箇所に塗布してください。
参考資料
https://www.info.pmda.go.jp/downfiles/otc/PDF/K2002000001_01_A.pdf
まとめ
今回は、ミノケアを紹介していきました。
国内ミノキシジル製品の中ではジェネリック品という事もあって価格もリーズナブルに設定されている為、月々の費用の削減ができる為いいのではないのかと思います。
コメント