ヘアーオメガ・フォーミングセラムのレビューや効果の紹介!!珍しいフォームタイプのコスパの高い発毛剤

発毛剤

ヘアーオメガ・フォーミングセラムとは!?

会社URL
https://drformulas.com/

ヘアーオメガ・フォーミングセラムは、アメリカのカリフォルニア州にあるDrFormulas, LLC(ドクター・フォーミュラーズ社)が製造・販売されているミノキシジル配合の発毛剤です。
4oz(オンス)約118mlと価格の割に大容量で、1人で使用した場合約2ヶ月分の量が有るのでコストパフォーマンスはかなりいい製品です。
そしてさらにプロピレングリコール不使用という事も有り皮膚への刺激が低減されかぶれや頭皮の痒み、そして肌のトラブルへのリスクの心配が軽減されています。
ヘアーオメガ・フォーミングセラムのミノキシジル濃度は2%です。

配合成分と副作用について

ヘアーオメガ・フォーミングセラムには、ミノキシジル以外にも複数の有効成分が含まれています。

ミノキシジル

ミノキシジルは、アップジョン社(現在ではファイザー社)が開発した高血圧の薬で、服用した患者に多毛症の症状が現れた為、発毛剤として研究がされるようになりました。
そして、発毛作用が認められた為、世界中で薄毛治療に使用されるようになった成分です。
日本でも厚生労働省の認可を受けており、多くのAGAクリニックなどでも薄毛の治療薬として処方されています。
(ミノキシジル濃度5%の場合)

大正製薬が出しているデータでは、濃度5%の発毛剤を使い始めて16週間(約4ヶ月)ほどで約8割の方に、20週間(約5ヶ月)では約9割ほどの方に発毛効果が実感できたというデータが有ります。
グラフのデータを見てもらうとわかるように使い続ける期間が長くなるにつれて改善度が増してきている事がわかります。

次にこちらのグラフは、濃度5%の発毛剤を使い、1㎠あたりの総毛髪数の変化をグラフにしたものです。
このグラフによると最初の4週間後(約1ヶ月)は、1.4本だったのに対して、次の8週間後(約2ヶ月)は19本と髪の毛の本数が増えてきているのがわかります。
試験終了時である、24週間後(約6ヶ月)では、21.6本と開始時から髪の毛本数が増加している事がわかります。

こちらのグラフは、1㎠あたりの40㎛以上の毛髪数の変化を表したグラフです。
このグラフによると初めて4週間(約1ヶ月)は、0.8なのに対して、8週間(約2ヶ月)から15.3本と40㎛以上の髪の毛の数が増えているという事がわかります。
この事からミノキシジルには、髪の毛を太くする効果も有るという事がわかります。

参考資料
https://brand.taisho.co.jp/contents/riup/detail_219.html

ノコギリヤシ

ノコギリヤシは、ヤシ科に属する植物の一つで海外ではソーパルメットやサバルと呼ばれています。
正式学名は、Serenoa repens(セレノア・レペンス)で、日本では、主に前立腺肥大を原因とする排尿障害を緩和する可能性が有るという事で、服用されている方が多いです。
前立腺肥大と聞くと薄毛治療をされている方では、フィナステリドやデュタステリドを思い浮かべる方も多いのではないのかと思います。
ノコギリヤシに含まれるステロール・オクタコサノールと言う成分には、5αリダクターゼやジヒドロテストステロンの生成を抑える効果が有ると言われ、これが薄毛の改善につながる理由だとされています。
臨床研究では、ノコギリヤシを服用した患者のうちのおよそ38%の方に薄毛の改善効果が見られたという研究結果も出ています。

アゼライン酸

アゼライン酸は、ニキビの治療薬の成分として使用されています。
亜鉛とアゼライン酸を併用して5αリダクターゼを90%阻害できたという研究資料もあり、AGA治療にも役に立つという事がわかっています。

参考資料
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/j.1365-2133.1988.tb03474.x?sid=nlm%3Apubmed

ミリセチン

ミリセチンは、ポリフェノールの仲間であるフラボノイドの一種で、抗酸化作用、デトックス作用、アンチエイジング、ストレス緩和、がん抑制、免疫を整える、血液をサラサラにするなど様々な効果があります。

ブドウ種子エキス

ブドウ種子エキスは、ポリフェノールやフラボノイド類、リノール酸、オレイン酸、ビタミンE、エラグ酸などの成分が含まれておりポリフェノールの一種であるプロアントシアニジンの抗酸化作用が良く知られています。
ブドウ種子エキスに含まれているビタミンEやプロアントシアニジンには抗酸化作用が有り頭皮の毛細血管を丈夫にして血行を改善する効果が有ります。

参考資料
https://www.nccih.nih.gov/health/grape-seed-extract

副作用について

ヘアーオメガ・フォーミングセラムの副作用ですが、主に関係してくる副作用は医薬成分であるミノキシジルと医薬成分ではなりませんがノコギリヤシがあげられます。
現在の法律上では食品扱いの成分であり、副作用に関しても過剰摂取など以外ではあまりないとされています。

ミノキシジルの副作用

  • 頭皮のかぶれ
  • 痒み
  • ふけ
  • 発疹
  • 頭痛
  • めまい
  • 動悸
  • 胸の痛み
  • 手足のむくみ

などが有ります。

濃度5%の発毛剤で大正製薬のリアップが有ります。
このリアップの審査報告書によると副作用の発症率は、

64歳以下は8.52%

65歳以上は14.86%

となっております。

参考資料1
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000023431_1.pdf

参考資料2
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000048348.pdf

女性の副作用についてですが、大正製薬が出しているリアップレディ(濃度1%)のデータでは、リアップレディとプラセボ(偽薬)では、有意な差は認められませんでした。
と言う副作用の試験データが出ています。
主な副作用は、刺激感や接触性皮膚炎等の皮膚症状であり、いずれも軽度または中程度の物で、重症なものは認められませんでしたとされています。
ミノキシジルは、濃度が上がれば上がるほど発毛効果は増していきますが、同時に副作用のリスクも上がりますので注意が必要です。

参考資料
https://brand.taisho.co.jp/regenne/contents/womenminoxidil.html

ノコギリヤシの副作用

  • 頭痛
  • 腹痛
  • 下痢
  • めまい
  • 吐き気

などが有ります。

注意点

女性や子供

ノコギリヤシに関する臨床試験は成人男性を対象にしたものがほとんどで、女性や子供への有効性や安全性はあまりわかっておらず、現状では女性や子どもに対して積極的に勧められるものでは無いとされています。
そして、ノコギリヤシにはホルモン作用があるので妊娠中や授乳中の方の摂取は控えるようにして下さい。

参考資料
https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c04/41.html

AGA治療薬を服用している

フィナステリドやデュタステリドのような5αリダクターゼの阻害作用のある物が有りますが、ノコギリヤシにも同様の効果が有ると考えられており同じ作用のある成分を併用するのは注意が必要です。
フィナステリドやデュタステリドとノコギリヤシはどちらも1日当たりの摂取目安量が見眼られており成分の配合量は有効性や安全性をもとに計算されているので、薬とサプリをそれぞれ摂取することが適切とは言えないからです。
もしもどうしても併用をしたいと言う場合は、自己判断はせず必ずかかりつけの医師などに相談してください。

抗血小板薬・抗血液凝固薬を服用している

ノコギリヤシには、血液をサラサラにする効果が有ると言われており、ノコギリヤシが抗血小板薬・抗血液凝固薬と相互作用があったという事が厚生労働省のe-ヘルスネットで報告されています。
現時点ではノコギリヤシと医薬品の相互作用については明らかにされていませんが、ノコギリヤシ配合のサプリには、薬を服用中あるいは通院中の方は医師に相談してから摂取するよう注意書きがあるので、使用前にかかりつけ医に相談する事をおすすめします。

参考資料
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-06-004.html

効果について

フォームタイプのミノキシジルも効果が有るとわかっている

フォームタイプ(泡)と言うとあまり聞いた事が無い方が多いのではないかと思います。
主にフォームタイプは、日本国内で使用されていることが有り、効果が有る事もわかっています。

試験内容は、352名の男性被験者を対象にした観察期間16週間(約4ヶ月)のランダム化比較試験において、(脱毛部1㎠内の増加量で測定)

プラセボ群  平均4.7本

フォーム(泡)ミノキシジル5%  平均20.9本

とプラセボと比べても優位に髪の毛が増えていることがわかります。
先ほど紹介した上の資料と比べるとローションタイプよりもフォームタイプの方が平均値で2.3本多く髪の毛が増えている為、フォームタイプも十分効果が期待できると言えます。

参考資料
上の資料に同じ

ミノキシジルは女性型脱毛症にも効果が有る

上の画像は、大正製薬が出しているミノキシジル発毛剤リアップレディ(濃度1%)の試験データになります。
このデータによると6ヶ月の使用後において毛髪の増加が認められ、太い毛髪の増加も認められましたとされており、プラセボ(偽薬)よりもリアップレディー(濃度1%)を使用した方が、太い毛髪数は、プラセボの約4倍、毛髪の増加数はプラセボの約6倍ほど増加したというデータが有ります。

参考資料
https://brand.taisho.co.jp/regenne/contents/womenminoxidil.html

ミノキシジルは2%でも男性に効果は有り濃度が増す事により発毛効果も増す

ミノキシジルは、2%の濃度でも男性への発毛効果が有るという事と濃度が増す事で発毛効果が増していくという事がわかっています。
研究内容は、393名の男性被験者を対象にした試験で観察期間は48週間(約1年)です。
使用されたものは、2%及び5%のミノキシジル液とプラセボを使用して行いました。
試験は、上記3組をランダムに割り当てて試験を行い、試験結果は、(脱毛部1㎠内の増加量で測定)

プラセボ群 平均3.9本

2%ミノキシジル群 平均12.7本

5%ミノキシジル群 平均18.6本

この試験結果から、2%の濃度でも発毛効果は有り濃度が増すにつれて発毛効果が増していくという事がわかります。

参考資料
男性型及び女性型診療ガイドライン

2%のミノキシジルは女性型脱毛症にも効果が有る

2%のミノキシジルは女性型脱毛症にも効果が有ったという事がわかっています。
試験内容は、346人の女性の内294人が32週間(約8ヶ月)の試験を行いました。
使用されたものは2%のミノキシジル及びプラセボ(偽薬)です。
結果は、

2%ミノキシジル  平均増加量33毛

プラセボ      平均増加量19毛

と言う結果となりプラセボよりも髪の毛の増加量が大きかったという結果から、2%ミノキシジルは、有意に効果的であったという事がわかります。
この試験により深刻なまたは予期しない医学的事象は報告されませんでしたとされています。

参考資料
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/j.1365-4362.1993.tb02755.x

ノコギリヤシは局所投与でも効果が有ったという試験データが有る

ノコギリヤシは、局所投与でも効果が有ったという試験データが出ています。
概要は、プラセボを使用せず試験期間24週間(約6ヶ月)20~50歳までの50人のボランティアに局所ノコギリヤシ製品を投与しました。
判断基準は、24週目の2.54 ㎠の領域の毛髪数と育毛研究者の写真評価及び有害事象の発見でした。
試験結果は、平均毛数と硬毛数は、ベースラインと比較して12週目と24週目に増加しとの事でした。

参考資料
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/ajd.12352

24ヶ月の試験でノコギリヤシには薄毛改善効果が有るという事がわかっている

ノコギリヤシには薄毛改善効果が有るという事がわかっています。
概要は、軽度から中等度のAGA患者100人の男性を対象に非盲検試験を行いました。
1つのグループは24ヶ月間毎日320mgのセレノアレペンス(ノコギリヤシ)を投与され、もう一つのグループでは、同じ期間毎日1mgのフィナステリドを投与されました。
結果は、セレノアレペンス(ノコギリヤシ)で治療された患者の38%、フィナステリドで治療された患者の68%が改善され、髪の毛の成長が増加したとされています。

参考資料
https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/039463201202500435

PDF資料
https://journals.sagepub.com/doi/pdf/10.1177/039463201202500435

どれくらいの薄毛の方にお勧めか?

男性の場合

どれくらいの薄毛の方にお勧めなのかという事についてですが、まずはこちらの画像をご覧ください。
こちらの画像は、大正製薬のリアップジェット(ミノキシジル濃度1%)の説明書の画像です。
大正製薬によるとこの画像の範囲内であれば効果が有るとされています。
逆にこれ以上の場合は、効果が得られない可能性が有る為、ミノキシジル濃度を上げたり、フィナステリドやデュタステリドなどを使用して発毛効果を上げていかなければなりません。
使用して6ヶ月経ってもあまり効果が実感できない場合は、要検討してみるのもいいかもしれません。

参考資料
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000037183.pdf

女性の場合

次は女性の場合ですが上の画像をご覧ください。
こちらは大正製薬の発毛剤リアップジェンヌ(濃度1%)の効能・効果の画像です。
こちらの説明によると、画像のような2パターンのような状態よりも薄毛が進行してしまっている状態ですと効果が得られない可能性が有りますとされています。
ただ、ミノキシジルは濃度が濃くなれば濃くなるほど発毛効果が増すという事がわかっています。
女性用ロゲインはリアップジェンヌの2倍の濃度が有りますので、図のような状態よりも薄毛が進行している状態でも効果が得られる可能性は十分に有ります。

参考資料
https://brand.taisho.co.jp/regenne/riupregenne/

M字はげには効果は有るのか?

男性の場合

M字はげの部位である生え際の部分は元々毛細血管が少ない部分である為、髪の毛に栄養が行きわたりにくく薄毛の治療は他の部位と比べても難しいとされています。
軽度の場合ですと5%の濃度でも効果が有ったという話は聞いた事が有るのですが、2%ですと濃度が低すぎて効果が得られない可能性が高いのではないのかと思います。
大抵の方は、10%以上の濃度で治療されている方がほとんどな為、2%ではかなり軽度な状態でなければ厳しいと思います。
その為、男性の場合は、M字部分のみ10%以上の物を使いそして頭頂部は現状使用している濃度を使うといった使い方をされている方が多いのでお勧めです。

使い方について

1日2回、1回2ポンプ分を手の平に出し、薄毛部分の頭皮を指先でマッサージしてください。使用後は、石けんで手を洗ってください。多量に使用すると、改善されない可能性があります。用法用量を守り、継続的に使用することで改善が見込めますとされています。

まとめ

今回は、ヘアーオメガ・フォーミングセラムを紹介していきました。
よくあるローションではなくフォームタイプという事で珍しいタイプの発毛剤なので気になられている方も少なくはないのではないのかと思いますので気になりましたらご覧ください。

 

 

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