爆毛根ローションとは!?
爆毛根ローションはDS Healthcare Group(DSヘルスケア)と言うアメリカのNASDAQに上場している主に、へアケアやスキンケア製品を開発、販売している製薬会社です。
爆毛根ローションと言う商品名から日本国内の会社の製品に思われがちですが、海外の発毛剤製品です。
性能も発毛成分であるミノキシジルはもちろんの事、脱毛抑制成分であるデュタステリドとストレスを緩和させる効果が有る成分と知られているオキシトシンが配合されており、さらには最新技術とされているリポソーム技術を取り入れており同濃度の他社製品と比べても性能面では上位の発毛剤ではないのかと思われます。
会社URL
https://dslaboratories.com/
最新の技術リポスフィアテクノロジーで浸透力が向上している
爆毛根ローションには、薬剤の浸透性をさらに高めるために、最新技術であるリポスフィアテクノロジーを採用しています。
このリポスフィアテクノロジーとは、リポソーム技術と言う薬品などの成分をリン脂質の膜でカプセル化し、人間の皮膚になじみやすくする技術の事で、薬品などの成分が奥深くまで行き届き、医薬成分などの成分をより効率的に取り入れる事が出来ます。
このリポソーム技術に関しては皮膚科医の友利新先生も紹介していますのでよろしければご覧ください。
配合成分と副作用について
ミノキシジル
ミノキシジルは、元々、高血圧の治療薬として開発され使用されてきた成分です。
そして、服用している患者に多毛症の症状が現れた為、発毛剤として研究開発されるようになり発毛剤として世界中で使用されるようになりました。
ミノキシジルは、日本でも発毛成分としてとても高い評価を受けており、日本皮膚科学会が出している男性及び女性型脱毛症診療ガイドラインでは推奨度A(行うよう強く勧める)と評価されておりAGA治療には無くてはならない成分とされています。
上のグラフは大正製薬が出している発毛剤であるリアップ(濃度5%)のデータになります。
このデータによると、使い始めてから16週間(約4ヶ月)ほどで約8割の使用者に20週間(約5ヶ月)で、約9割の使用者の方に発毛効果が確認できたというデータが有ります。
上のグラフは、大正製薬が出している1㎠あたりの40㎛以上の太さの毛髪数の変化をグラフにしたものです。
このグラフによると、治療を初めて4週間目(約1ヶ月)は、0.8本なのに対して、8週間目(約2ヶ月)から15.3本、12週間(約3ヶ月)で、23.9本、16週間目(約4ヶ月)で26.4本、それ以降は、ある程度近い数値で推移している事がわかります。
この事から、ミノキシジルは、発毛効果だけではなく髪の毛を太くする効果もあるという事がわかります。
参考資料
https://brand.taisho.co.jp/contents/riup/detail_219.html
デュタステリド
デュタステリドはザガーロと言う前立腺肥大の患者向けに使われている成分で、脱毛抑制成分で有名なフィナステリドと同様の効果が見られた事によりAGAの治療薬として承認された成分です。
主に還元酵素である5αリダクターゼのⅠ型とⅡ型に効果が有ると言われています。
フィナステリドと似た効果が有るのですが、医学論文などの試験からは、フィナステリドよりも効果が有ったという報告が多々あり、AGAクリニックなどでは、フィナステリドよりもデュタステリドを進めるところもあるほどです。
オキシトシン
オキシトシンは、脳の視床下部で作られるホルモンで主に、ストレス緩和効果が有る事から愛情ホルモンと言われています。
薄毛の原因の一つとされているストレスを和らげることにより薄毛の進行をやわらげる効果が期待できます。
副作用について
爆毛根ローション5%、7%、の副作用についてですが、主に副作用に関係してくる成分は、医薬成分であるミノキシジルとデュタステリドがあげられます。
ミノキシジルの副作用
- 頭皮のかぶれ
- 痒み
- ふけ
- 発疹
- 頭痛
- めまい
- 動悸
- 胸の痛み
- 手足のむくみ
などが有ります。
ミノキシジルの副作用の発症率は
64歳以下は8.52%
65歳以上は14.86%
という事が大正製薬の審査報告書にまとめられています。
参考資料1
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000023431_1.pdf
参考資料2
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000048348.pdf
デュタステリドの副作用
- 性機能障害(勃起機能不全など)
- リビドー減退(性欲減退)
- 肝機能障害
- 抗うつ
- 頭皮の発疹・発赤
- かぶれ
- ふけ
- 使用部位の熱感など
などが有ります。
副作用の発症率
- リビドー減少 3.3%
- インポテンツ 5.4%
- 射精障害 3.3%
参考資料
https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf
デュタステリドを使用する際の注意点
爆毛根ローション5%、7%に含まれているデュタステリドは使用する前に注意しておかなければならない点が有りますのでそれを紹介していきたいと思います。
女性や未成年、妊婦には使用できない
妊娠初期の女性がデュタステリドを服用すると、胎児の性機能に悪影響を及ぼす恐れが有る為、また、小児や未成年(20歳以下)に対する安全性が確立されていない為、誤ってデュタステリドを服用してしまわないように保管する必要が有ります。
そして、デュタステリドは、日本皮膚科学会が出している男性及び女性型脱毛症診療ガイドラインの女性の推奨度がD(行うべきではない)とされている為(上記の内容から)、女性や妊婦、小児や未成年(20歳以下)には使用しないよう注意が必要です。
デュタステリドの効果が実感できるまでには時間がかかる
内服薬の場合ですが、デュタステリドは服用してから効果が実感できるまでに時間がかかりザガーロ カプセル 0.1mg・0.5mg インタビューフォームでは、投与開始後12週間(約3ヶ月)で改善が認められる場合もあるが、治療効果を評価するためには、通常6ヶ月間の治療が必要であるとされています。
また、本剤を6ヶ月以上投与しても男性型脱毛症の改善が見られない場合は投薬を中止する事とされており、6ヶ月以上投与する場合であっても定期的に効果を確認し、継続投与の必要性について検討する事とされています。
内服薬同様に外用薬も同じ位の期間の使用が必要です。
参考資料
https://gskpro.com/content/dam/global/hcpportal/ja_JP/products-info/zagallo/zagallo-if.pdf
効果について
ミノキシジル濃度が濃くなると発毛効果は高くなる
ミノキシジルは濃度が上がれば発毛効果が高くなるという事が試験結果からわかっています。
試験内容は、393名の男性被験者を対象にした観察期間48週間の試験を行いました。
使用された物は、2%及び5%のミノキシジル液で、プラセボ群(偽薬)、2%ミノキシジル群、5%ミノキシジル群の3組に分かれて試験を行いました。
結果としては、脱毛部1㎠内の増加量は、
プラセボ群 平均3.9本
2%ミノキシジル群 平均12.7本
5%ミノキシジル群 平均18.6本
この結果から、ミノキシジルの発毛効果と、濃度が上がるにつれて発毛効果が増しているという事がわかっています。
その為、濃度5%では効果があまり感じられなかったという方でも、濃度7%では効果が実感できたという方の話もよく聞きますので、効果が実感できなくてもあきらめずミノキシジル濃度を変えてみる事で、効果が実感できる可能性は十分にあります。
参考資料
https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AGA_GL2017.pdf
デュタステリド0.5mgとフィナステリド1mgではデュタステリドの方が効果は優れていた
917名の男性被験者を対象にしたデュタステリド0.5mgとフィナステリド1mgを用いた国際臨床試験で、全毛髪数と毛直径の増加についてはデュタステリドの方が優れた効果を示したとされており、試験結果でデュタステリドの方が有利な結果が出ています。
参考資料
上の資料に同じ
デュタステリド内服薬はフィナステリド内服薬よりも毛髪数の変化量が多かった
デュタステリド内服薬は、フィナステリド内服薬よりも毛髪数の変化量が多かったという事がわかっています。
概要は、20歳から50歳の男性型脱毛症患者を対象とした、国際共同試験及び国内臨床試験を実施し、
脱毛状態はハルミトン・ノーウッド分類Ⅲvertex、Ⅳ、Ⅴ、上の画像のような状態の方を対象に行い、使用されたものは、デュタステリド内服薬、0.02mg、0.1mg、0.5mg、フィナステリド1mg及びプラセボ(偽薬)を使用し測定範囲は、頭頂部円内(直径2.54㎝円中)の毛髪数のベースラインからの変化において期間24週間(約6ヶ月)で検証されました。
試験結果は、
変化量
- プラセボ -4.9本
- デュタステリド0.02mg 17.1本
- デュタステリド0.1mg 63.0本
- デュタステリド0.5mg 89.6本
- フィナステリド1mg 56.5本
と言う結果となりました。
試験結果では、デュタステリド0.1mgは、フィナステリド1mgよりも高い数値となっており、0.5mgでは33.1本多くフィナステリドよりもデュタステリドの方が効果が優れているという事がわかります。
参考資料
https://gskpro.com/content/dam/global/hcpportal/ja_JP/products-info/zagallo/zagallo-if.pdf
デュタステリドは長期投与でも効果は表れた
デュタステリドは、52週間(約1年1ヶ月)の長期投与試験でも効果が有るという事がわかっている。
概要は、AGA患者(ハルミトン・ノーウッド分類Ⅲvertex、Ⅳ、Ⅴ)デュタステリド0.5mgを投与期間52週間(約1年1ヶ月)投与し安全性と有効性を検討した。
測定範囲は、頭頂部円内(直径2.54㎝円中)の毛髪数のベースラインからの変化量を見ました。
結果は、変化量68.1本で改善が示されており、デュタステリドは、長期投与でも効果が有るという事がわかっています。
この試験で起きた副作用は、16.7%で、主な副作用は、
- 勃起不全 10.8%
- リビドー減退 8.3%
- 射精障害 4.2%
との事でした。
参考資料
上の資料に同じ
デュタステリド2.5mgはフィナステリド5mgよりも効果が優れていた
デュタステリド2.5mgはフィナステリド5mgよりも効果が優れていたという事が試験からわかっております。
概要は、21歳~45歳の416人の男性を対象に、デュタステリド0.05、0.1、0.5、または、2.5mg、フィナステリド5mg、またはプラセボを24週間(約6ヶ月)毎日投与しました。
結果は、デュタステリドは、プラセボと比較して、標準領域の毛髪数を増加させ、デュタステリド2.5mgでは、12週(約3ヶ月)と24週(約6ヶ月)でフィナステリドよりも優れた結果を出したとされています。
評価方法は、専門家パネルの写真によるレビューと発毛の研究者による評価によるものです。
そして、頭皮と結成のジヒドロテストステロンレベルはデュタステリドの用量依存的に増加しましたとされています。
注意:試験では、デュタステリド2.5mgやフィナステリド5mgが使われていますがデュタステリドは0.5mgまで、フィナステリドは1mgまでと決まっている為、成分を過剰に取り入れる事は、危険ですのでご注意ください。
参考資料
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17110217/
効果が類似した成分であるフィナステリド外服薬はAGA(男性型脱毛症)に効果が有ったという研究結果も出ている
デュタステリドは、内服薬では効果が認められていますが外用薬では効果が有るかあまり聞いた事が無いという方が多いのではないのでしょうか?
デュタステリドと効果が類似した成分であるフィナステリドは外用薬でも効果が現れたという試験データが出ています。
試験内容としては、フィナステリドは(0.25%)、内服薬(1mg)よりも頭皮のDHT(ジヒドロテストステロン)の濃度を下げたという研究データが有ります。
研究データの数値は、
試験結果では、内服薬よりも優位な値が出ています。
さらに、ミノキシジル同様濃度が上がれば効果も上がる事も試験データから出ており、濃度1%の外用薬と1mgの内服薬について試験したところ、どちらも同等程度の効果が有ったというデータも出ています。
この資料から、外用薬のデュタステリドでも効果を期待する事が出来ます。
参考資料
https://www.researchgate.net/publication/285733679_Effects_of_a_novel_finasteride_025_topical_solution_on_scalp_and_serum_dihydrotestosterone_in_healthy_men_with_androgenetic_alopecia
類似した効果のあるフィナステリド外用薬は内服薬よりも副作用のリスクが低い
男性型脱毛症に対する局所フィナステリドスプレー溶液の有効性と安全性の対象試験の試験データで経口フィナステリドよりも局所(外服薬)の方が副作用のリスクが低いという試験データが出ています。
内容としては、両方のグループでDHTの低下に関連する全身性有害事象の可能性を排除するものではありませんが、経口フィナステリドよりも局所投与の方が確率は低くなります。局所フィナステリド群と経口フィナステリド群では、治療に関連する性的有害事象が少なく、関連する治療の中止が少ない傾向が見られました。
とされており、外用薬の副作用のリスクの低さがわかります。
デュタステリド外用薬もフィナステリド外用薬と効果が類似しているので同じように副作用のリスクは低くなる可能性は有ります。
参考資料
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/jdv.17738
どれくらいの薄毛の方にお勧めか?
上の画像は、大正製薬のリアップの説明書の画像です。
リアップはミノキシジル濃度5%の発毛剤で、今回紹介している爆毛根ローション5%、7%と濃度はかなり近い製品となっています。
この説明書によると、上の画像のような状態なら5%の濃度でも効果が有るとされています。
左から3番目と4番目のような髪の毛の一部が完全に脱毛してしまっているような状態以上では効果が得られない可能性が有るとされています。
ただ、この爆毛根ローションはミノキシジル以外にもデュタステリドなどの効果的な成分も含まれており、効果はリアップ(濃度5%)よりも高い製品です。
M字はげには効果は有るのか?
M字はげ(はえぎわ)に効果は有るのかという事についてですが、ミノキシジル濃度的には、軽度の薄毛の方には効果が有ったという報告はちらほら聞きますが、M字部分は元々毛細血管が少ない為、髪の毛に栄養が行きわたりにくいとされています。
その為、他の部位と比べても薄くなるのも早く治癒するのは遅い部位とされています。
治療される方の多くは、10%以上の物を使用して治療される方が多いです。
5%や7%の濃度で治療しても効果が感じられない場合は、M字部分に使う発毛剤の濃度を上げてみるといいかもしれません。
爆毛根ローションのレビュー
こちらが表面の画像です。
爆毛根の文字以外は全て英語で表記されています。
横面には英語で説明文章が書かれていました。
同じくこちらも横面です。
こちらが裏面です。
表面と全く同じようです。
こちらが上面の画像です。
こちらが下面の画像です。
こちらが箱を開けた所の画像です。
30ml2本セットなので2本入っています。
付属品は本体以外はありませんでした。
こちらが全てです。
本体の説明書きです。
同じく。
キャップを外した所の画像です。
近くて見るとこんな感じです。
これはいけないことだと思うのですが、ノズルを回したら外れました。
ノズルの下の部分はこうなっています。
ついでなので、薬剤をスポイトで出してみました。
薬剤は透明で、少し黄ばんだ感じの色をしていました。
ノズルは、霧状に出て来る物ではなく、液剤の塊が出てくる使用でした。
使用してみて
匂いについて
匂いは、ほのかにメントールの匂いがします。
元々配合成分にメントールが含まれているので匂いがして当然ですが、特に気になる匂いではなくほのかに匂う程度ですので私としてはいい匂いで好感が持てました。
メントールが含まれていますが、頭皮がスースーするわけではありませんでした。
べたつきについて
べたつきについてですが使用してみて私は気になりませんでした。
他のメーカーの発毛剤も使用した事が有るのですが、特に差が有るわけでは無く標準通りと言った感じでした。
痒みなどについて
私はアトピー性皮膚炎持ちで、肌はあまり強い方ではないのですが、痒みや炎症などのトラブルは一切起きずに使用する事が出来ました。
使い方について
1日2回、頭皮の脱毛部分に1回4プッシュ行います。
注意点としては塗布後は、4時間以上洗い流さないようにしてください。
ミノキシジルをより効率的に吸収する方法
薬剤を頭皮に塗布する際は乾いた状態よりも湿った状態に使用した方が浸透率が高くなる可能性が有るとされています。
理由としては、毛包のキャストが湿っている場合、薬物の拡散とその結果としての毛包への沈着が促進される可能性が有る為、そして、湿度も薬物の結晶化を妨げる可能性が有りより長い期間浸透の増加につながる為との事でした。
参考資料
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/dth.12369
まとめ
今回紹介した爆毛根ローションは、ミノキシジル以外にもデュタステリドやオキシトシンなどの複数の有効成分を含んでおり最新技術のリポソーム技術を採用している高性能発毛剤です。
医薬成分や効果的とされている成分が複数含まれている為、同じ濃度のミノキシジル発毛剤と比べても効果はこちらの方が高いので、今現在使用されている発毛剤では効果があまり実感できないという方などにいい製品なのではないでしょうか。
爆毛根ローションは今、オオサカ堂で購入すると返金保証がついていますのでお試し感覚で軽い気持ちで始められるのでいいのではないのかと思います。
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